英雄伝説 閃の軌跡3 レビュー

閃の軌跡3をクリアしたので感想を。クリア時間は43時間。ネタバレなしです。
閃の軌跡1と2はブログ休止中にクリアしていたので感想は書いていないのですが、最近RPG熱が結構高めなので久しぶりに軌跡シリーズに手を出しました。
閃1と2は点数を付けるなら1が★7.5、2が★6といった感じですね。
1は導入メインなのでよかったのですが、流石に2はワンパターンと使いまわしが酷すぎでした。
1も2も倍速を使って30時間ほどだったことを考えると、3のボリュームはすごいですね。
倍速が無かったら70~80時間コースということを考えると、もう倍速がないとこのシリーズはプレイできないかもしれませんw

閃3は2から1年後ということで、トールズの学生だったリィンは教官になり、新しいⅦ組を担当します。
新キャラがメインになるということで、ゲームの流れとしては1と同じで、各都市を回って依頼を受けて事件を解決といった感じ。
私としては嫌いではない流れですが、流石に軌跡シリーズの本筋がほとんど進まなかったのは気になったかな。
ちなみにキャラとしては新Ⅶ組の方が好きです。
旧Ⅶ組はどうもキャラのテンプレの型(金髪ツインテールツンデレお嬢様とか)を用意してから作ったような違和感しかない造詣なうえ、人数も多すぎて掘り下げが全く足りていないんですよね。
その点今回の新Ⅶ組は人数を絞った故か割と個性があってよい感じでした。
グラフィックもVitaを切ったおかげか1、2と比べるとだいぶマシになりましたね。
といっても発売時期を考慮してもバンナムやコエテクなんかには到底及ばないレベルですし、最新作である黎の軌跡のキンキン演出(アプデで削除済み)を考えるとモーションに関しては今後の期待は薄そうですが。

戦闘システムはかなり極端ですね。
とにかくブレイクダメージアップのオーダーでブレイクさせてから加速オーダーで袋叩きにするパターンが非常に強力で、ボスも行動させずに倒し切れてしまいます。
かといってブレイクが切れてボスが行動を始めると一瞬で壊滅するというのはちょっとバランスが極端だったかな。
実際中盤以降は上記の戦法を取れるのでヌルゲーでしたが、オーダーやクラフトが揃っていない序盤は結構ボスで死にました。
まぁボスをタコ殴りにするというのは爽快感がありますし、雑魚戦も倍速のおかげでサクサク終わるので戦闘は割と楽しかったです。

新Ⅶ組のキャラ造形や戦闘は良かったのですが、やはり気になるのはストーリー展開とテキスト。
1の頃から毎度のこととはいえ、強敵出現⇒撃破⇒敵本気出してピンチ⇒助っ人参上⇒敵撤退のパターンにはいい加減ウンザリ。
3の場合は助っ人枠が旧Ⅶ組で、1年しかたっていないのに何故か結社の執行者と互角くらいにパワーアップしています。
そしてその後に繰り広げられる「なんてすごい人なんだ」⇒「えっ教官の知り合いなんですか」⇒「そんなすごい人と知り合いなんてリィンさん素敵」という茶番。なろう小説かよ。
時代劇みたいにテンプレを受け手側が望んでいるのであればそれもよいのでしょうが、世間の批判を見るにそうでもなさそうですし、ライターはいい加減違う展開を書けないものなのでしょうか。(多分書けないんでしょうね)
他に気になったのはさんざん言われている常用外の熟語使いすぎ問題。
特に目についたのは薫陶と雛鳥でしょうか。
難しい熟語を使うキャラというのは個性としてありだと思いますが、普段使わない熟語を出身国もバラバラな敵と味方が多用するというのは違和感しかありません。
どうもこのライターは自分の知らない熟語を見つけるとテンションが上がって多用してしまうタイプのようで、読み手のことを考えられてないなぁといった印象。
あと、「…あ…」、「パクパク」のようなモーションと表情と演出で表現すべき内容をテキストにしてしまうのも猛烈にダサい。
これは2Dの時の手法をそのまま持ってきてしまっているのでしょうが、もう3作目なのだからいい加減3Dモデルに合った表現というのを学んでほしいものです。

★★★★★★★★ (8.0/10.0)
軌跡シリーズ特有の問題点(本筋進まない、展開がワンパターン、テキストがダサい)はあるもののRPGとしては良作。
戦闘はブレイクゲーになりがちとは言え割と面白くボリュームもたっぷり。
エンディングがまたもやぶつ切りという批判に関しても、今だと4も発売済みということで気にならないですし、1と2に耐えられたなら続けてプレイする価値はあるかなといった感じです。
閃1と2は点数を付けるなら1が★7.5、2が★6といった感じですね。
1は導入メインなのでよかったのですが、流石に2はワンパターンと使いまわしが酷すぎでした。
1も2も倍速を使って30時間ほどだったことを考えると、3のボリュームはすごいですね。
倍速が無かったら70~80時間コースということを考えると、もう倍速がないとこのシリーズはプレイできないかもしれませんw
新しいⅦ組は割と良い感じ

閃3は2から1年後ということで、トールズの学生だったリィンは教官になり、新しいⅦ組を担当します。
新キャラがメインになるということで、ゲームの流れとしては1と同じで、各都市を回って依頼を受けて事件を解決といった感じ。
私としては嫌いではない流れですが、流石に軌跡シリーズの本筋がほとんど進まなかったのは気になったかな。
ちなみにキャラとしては新Ⅶ組の方が好きです。
旧Ⅶ組はどうもキャラのテンプレの型(金髪ツインテールツンデレお嬢様とか)を用意してから作ったような違和感しかない造詣なうえ、人数も多すぎて掘り下げが全く足りていないんですよね。
その点今回の新Ⅶ組は人数を絞った故か割と個性があってよい感じでした。
グラフィックもVitaを切ったおかげか1、2と比べるとだいぶマシになりましたね。
といっても発売時期を考慮してもバンナムやコエテクなんかには到底及ばないレベルですし、最新作である黎の軌跡のキンキン演出(アプデで削除済み)を考えるとモーションに関しては今後の期待は薄そうですが。
戦闘はオーダー&ブレイクゲー

戦闘システムはかなり極端ですね。
とにかくブレイクダメージアップのオーダーでブレイクさせてから加速オーダーで袋叩きにするパターンが非常に強力で、ボスも行動させずに倒し切れてしまいます。
かといってブレイクが切れてボスが行動を始めると一瞬で壊滅するというのはちょっとバランスが極端だったかな。
実際中盤以降は上記の戦法を取れるのでヌルゲーでしたが、オーダーやクラフトが揃っていない序盤は結構ボスで死にました。
まぁボスをタコ殴りにするというのは爽快感がありますし、雑魚戦も倍速のおかげでサクサク終わるので戦闘は割と楽しかったです。
やはり気になるテキストと演出周り

新Ⅶ組のキャラ造形や戦闘は良かったのですが、やはり気になるのはストーリー展開とテキスト。
1の頃から毎度のこととはいえ、強敵出現⇒撃破⇒敵本気出してピンチ⇒助っ人参上⇒敵撤退のパターンにはいい加減ウンザリ。
3の場合は助っ人枠が旧Ⅶ組で、1年しかたっていないのに何故か結社の執行者と互角くらいにパワーアップしています。
そしてその後に繰り広げられる「なんてすごい人なんだ」⇒「えっ教官の知り合いなんですか」⇒「そんなすごい人と知り合いなんてリィンさん素敵」という茶番。なろう小説かよ。
時代劇みたいにテンプレを受け手側が望んでいるのであればそれもよいのでしょうが、世間の批判を見るにそうでもなさそうですし、ライターはいい加減違う展開を書けないものなのでしょうか。(多分書けないんでしょうね)
他に気になったのはさんざん言われている常用外の熟語使いすぎ問題。
特に目についたのは薫陶と雛鳥でしょうか。
難しい熟語を使うキャラというのは個性としてありだと思いますが、普段使わない熟語を出身国もバラバラな敵と味方が多用するというのは違和感しかありません。
どうもこのライターは自分の知らない熟語を見つけるとテンションが上がって多用してしまうタイプのようで、読み手のことを考えられてないなぁといった印象。
あと、「…あ…」、「パクパク」のようなモーションと表情と演出で表現すべき内容をテキストにしてしまうのも猛烈にダサい。
これは2Dの時の手法をそのまま持ってきてしまっているのでしょうが、もう3作目なのだからいい加減3Dモデルに合った表現というのを学んでほしいものです。
総評

★★★★★★★★ (8.0/10.0)
軌跡シリーズ特有の問題点(本筋進まない、展開がワンパターン、テキストがダサい)はあるもののRPGとしては良作。
戦闘はブレイクゲーになりがちとは言え割と面白くボリュームもたっぷり。
エンディングがまたもやぶつ切りという批判に関しても、今だと4も発売済みということで気にならないですし、1と2に耐えられたなら続けてプレイする価値はあるかなといった感じです。
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