英雄伝説 閃の軌跡4 レビュー

閃の軌跡4をクリアしたので感想を。クリア時間は49時間。ストーリー的なネタバレなしです。
いやぁ長かった・・・
閃3が43時間で終わりましたが4は約50時間。倍速が無かったらすごいことになりますね。
4は雑魚戦を初見以外無視して進んだため、かなりプレイ時間を短縮できていたと思いますが、それでもこのプレイ時間とは。
後で書きますが少しボリュームを水増ししすぎな感じはしましたね。


ストーリー的には閃シリーズ完結ということで、今までとは異なりきちんと帝国の話が終わってくれた点は評価できます。
また、空、零のキャラもかなりストーリーに絡んでくるため、シリーズ集大成的な雰囲気が感じられるのも良いですね。
一方で、冒頭でも書きましたが、本作は特に水増しが気になりました。
2章中盤くらいからはストーリーに動きが出てきてよかったのですが、それまでが本当に苦痛でした。
1章はリィン救出のために各地を回る、2章は各地に散らばった仲間を探す、みたいな流れなのですが、展開の仕方が2と同じなんですよね。
温泉付きの拠点からゲストを選んで3で巡った街を回る1章、飛空艇を手に入れて既存の街を回る2章という流れにはもうウンザリ。
3に関しては新キャラである新Ⅶ組メンバーの深堀ということである程度の水増しは許容できたのですが、本作の1章2章はすでに登場したキャラの探索をしていると、すでに登場した敵キャラが表れて、すでに登場したキャラが助けに来る、というコピペみたいな展開がひたすら続きます。
この序盤~中盤があまりにも苦痛で今作のプレイが全然進まなかったため、リィン救出から過去作メンバー合流まではもっとサクサク進めてほしかったです。

今作は閃シリーズラストということもあり、お家芸の強敵登場⇒助っ人参上⇒敵撤退のやり取りは少なくなる・・・わけもなく、終盤まではいつも通りの流れでした。
流石に終盤以降はきちんと敵を倒していってくれますが、4まで来てまだこの茶番を見せられるとは思わなかった・・・
加えて↑でも書いたとおり、敵も味方も助っ人もすべて既出なこともあって、今までよりもさらに茶番感が酷かった気がします。

ストーリー的な話はこんなものとして、最大の欠点であるテキスト関係も突っ込んでおきます(前作と同じようなものですが)
雛鳥の薫陶焼きの食べ過ぎで胃もたれを起こしたプレイヤーに対し、今作は「というか」「ていうか」攻めに切り替えてきました。
ちなみに雛鳥と薫陶は飽きたのか忘れたのか、本作ではあまり登場しなかったですね。
過去作でもこういった表現はあったと思うのですが、今回特に多くないですか?
一度の会話で複数回「というか」で終わる文章が出てくるにもかかわらず、特に含みを持たせているわけでもないので非常にモヤモヤします。
小説なんかでは地の文が特徴的な作家は多かったりしますが、キャラのセリフが特徴的(統一的)というのも珍しいですね。
キャラを通してライターの姿が見えてしまうため、没入度が非常に低くなってしまうんですよね。
ここまで批判が多いのにいまだに修正されないということは、このテキストの癖は一生治らないのでしょうね。
まぁ、次回作以降も文句を言いながら癖を生暖かく見守りますか。

戦闘システムは前作のオーダー&ブレイクゲーは修正され、敵がブレイクからすぐに回復するようになりました。
代わりに高揚からの即死みたいな超火力もなくなったため、全体的に戦闘が長引くようになりました。
個人的にはしっかり回復しながらじわじわ敵の体力を削っていくというのも割と好きですが、前作の殺るか殺られるかみたいなシステムの方が爽快感があってよかったかな。
終盤はアーツが非常に強力で、Sクラフト並みの高火力を連発できるため難易度が下がった印象でした。
ティタニアを付ければEPも大体回復できるし、物理キャラはBP溜めのサポート要員といった感じでしたね。

★★★★★★☆ (6.5/10.0)
閃の軌跡シリーズが遂に完結したという点は評価できるものの、序中盤のテンポの悪さは擁護できないですね。
過去作からの積み重ねがあるため、面白いシーンはチラホラ見られるものの、ゲームの大半が水増し&茶番というのはかなりプレイしていてキツかったです。
また相変わらずの軌跡構文も健在で、作品を追うごとに酷くなっている気がします・・・
とはいえ、数少ないJRPGでシリーズが存続している作品ですし、今後も追いかけていきたいと思います。
閃3が43時間で終わりましたが4は約50時間。倍速が無かったらすごいことになりますね。
4は雑魚戦を初見以外無視して進んだため、かなりプレイ時間を短縮できていたと思いますが、それでもこのプレイ時間とは。
後で書きますが少しボリュームを水増ししすぎな感じはしましたね。
閃の軌跡シリーズ完結は評価できるが・・・


ストーリー的には閃シリーズ完結ということで、今までとは異なりきちんと帝国の話が終わってくれた点は評価できます。
また、空、零のキャラもかなりストーリーに絡んでくるため、シリーズ集大成的な雰囲気が感じられるのも良いですね。
一方で、冒頭でも書きましたが、本作は特に水増しが気になりました。
2章中盤くらいからはストーリーに動きが出てきてよかったのですが、それまでが本当に苦痛でした。
1章はリィン救出のために各地を回る、2章は各地に散らばった仲間を探す、みたいな流れなのですが、展開の仕方が2と同じなんですよね。
温泉付きの拠点からゲストを選んで3で巡った街を回る1章、飛空艇を手に入れて既存の街を回る2章という流れにはもうウンザリ。
3に関しては新キャラである新Ⅶ組メンバーの深堀ということである程度の水増しは許容できたのですが、本作の1章2章はすでに登場したキャラの探索をしていると、すでに登場した敵キャラが表れて、すでに登場したキャラが助けに来る、というコピペみたいな展開がひたすら続きます。
この序盤~中盤があまりにも苦痛で今作のプレイが全然進まなかったため、リィン救出から過去作メンバー合流まではもっとサクサク進めてほしかったです。
お決まりの茶番展開は健在

今作は閃シリーズラストということもあり、お家芸の強敵登場⇒助っ人参上⇒敵撤退のやり取りは少なくなる・・・わけもなく、終盤まではいつも通りの流れでした。
流石に終盤以降はきちんと敵を倒していってくれますが、4まで来てまだこの茶番を見せられるとは思わなかった・・・
加えて↑でも書いたとおり、敵も味方も助っ人もすべて既出なこともあって、今までよりもさらに茶番感が酷かった気がします。
雛鳥の薫陶焼きというか・・・

ストーリー的な話はこんなものとして、最大の欠点であるテキスト関係も突っ込んでおきます(前作と同じようなものですが)
雛鳥の薫陶焼きの食べ過ぎで胃もたれを起こしたプレイヤーに対し、今作は「というか」「ていうか」攻めに切り替えてきました。
ちなみに雛鳥と薫陶は飽きたのか忘れたのか、本作ではあまり登場しなかったですね。
過去作でもこういった表現はあったと思うのですが、今回特に多くないですか?
一度の会話で複数回「というか」で終わる文章が出てくるにもかかわらず、特に含みを持たせているわけでもないので非常にモヤモヤします。
小説なんかでは地の文が特徴的な作家は多かったりしますが、キャラのセリフが特徴的(統一的)というのも珍しいですね。
キャラを通してライターの姿が見えてしまうため、没入度が非常に低くなってしまうんですよね。
ここまで批判が多いのにいまだに修正されないということは、このテキストの癖は一生治らないのでしょうね。
まぁ、次回作以降も文句を言いながら癖を生暖かく見守りますか。
オーダー&ブレイクゲーは修正

戦闘システムは前作のオーダー&ブレイクゲーは修正され、敵がブレイクからすぐに回復するようになりました。
代わりに高揚からの即死みたいな超火力もなくなったため、全体的に戦闘が長引くようになりました。
個人的にはしっかり回復しながらじわじわ敵の体力を削っていくというのも割と好きですが、前作の殺るか殺られるかみたいなシステムの方が爽快感があってよかったかな。
終盤はアーツが非常に強力で、Sクラフト並みの高火力を連発できるため難易度が下がった印象でした。
ティタニアを付ければEPも大体回復できるし、物理キャラはBP溜めのサポート要員といった感じでしたね。
総評

★★★★★★☆ (6.5/10.0)
閃の軌跡シリーズが遂に完結したという点は評価できるものの、序中盤のテンポの悪さは擁護できないですね。
過去作からの積み重ねがあるため、面白いシーンはチラホラ見られるものの、ゲームの大半が水増し&茶番というのはかなりプレイしていてキツかったです。
また相変わらずの軌跡構文も健在で、作品を追うごとに酷くなっている気がします・・・
とはいえ、数少ないJRPGでシリーズが存続している作品ですし、今後も追いかけていきたいと思います。
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