メトロイド ドレッド クリア感想

メトロイド ドレッドをクリアしたので感想を。クリアタイムは7時間ほど。
実はシリーズ初プレイだったメトロイド。
先に書いた通りクリアタイムとしては7時間ちょいだったのですが、本体のプレイ時間は10時間を超えていたのでリトライのタイムが含まれていないみたいですね。
メトロイドヴァニアの本家だけあって全体的にクオリティが高い良いゲームでした。
特にアクション面の操作感が素晴らしく、アクション面でイライラすることが無かったのは流石任天堂といったところでしょうか。
方向音痴にも優しい探索要素

メトロイドヴァニアのゲームのメイン要素である探索ですが、本作はかなり親切な作りをしており、超絶方向音痴な私でもあまり迷うことなく最後までプレイできました。
新しい能力を入手すると行けるところが増え、以前のステージのアイテムを物色したり、新しく行けるようになったところを進んでみるというのが醍醐味だと思います。
しかし方向音痴にとっては過去のマップを覚えていることが難しく、次にどこに進めばよいのかが分からなくなってしまうことがしばしば。
しかし本作の場合、新しい能力で取れるようになったアイテムに関しては自分で覚えておかなければならないものの、次に進むべきルートに関してはきちんと導線が引かれています。
どこに行けばよいか分からずウロウロすることが無かったのはストレスフリーで個人的には非常にありがたかったです。
テンポよく手に入る新能力

先述のとおり本作は他のメトロイドヴァニア同様新しい能力を手に入れるたびに行けるところが増えていきます。
その能力の入手頻度が秀逸で、前の能力に慣れてきたくらいのタイミングで次が来るので常に新鮮な気持ちでプレイできました。
新しい能力が手に入ると操作がどんどんと複雑になっていき、最終的にはかなりの数のボタンを組み合わせて使うことになるのですが、少しずつ能力を入手していく関係上、自然と操作にも慣れていけるという点も配慮が行き届いているように感じました。
絶妙な難易度のボス戦

個人的に本作で一番面白かったのはボス戦ですね。
どのボスも初見だと厳しいのに、何度か戦っているうちに動きに慣れてきて、やられすぎて嫌になる前には倒せているという絶妙な難易度調整だったと思います。
ボス戦は戦っていて楽しいだけでなく、大体は倒した後に能力が増えることもあり、よりモチベーションが上がるというのも良かったですね。
不満点とか

とここまでかなり褒めていましたが、ここからは不満点を。
まずは本作の目玉の一つであるエミーですが、個人的にはあまり好きではなかったですね。
各エリアにはサムスの攻撃が全く効かないエミーという敵が徘徊するマップが存在し、捕まると即死なので、ステルス能力などで身を隠しながらやりすごすしかありません。
エミーの移動速度もかなり早く、私が下手なだけとはいえ何度も同じエリアで捕まるとかなりストレスが溜まりました。
先述のとおりアクションの操作性は素晴らしかったのに、それが通用しないエミーの存在は単純に楽しくないなぁといった印象です。
もう1点は探索のご褒美が微妙と言う点。
これはメトロイドヴァニアのうち、ヴァニア系のゲームであれば装備などが落ちていたりするので、何が手に入るか分からない楽しみがあり、それがマップ埋めのモチベーションになっていました。
本作はマップに点在するアイテムが体力アップとミサイル数アップだけなので、マップを埋めてアイテムを探すワクワク感が他と比べて少なかったのは残念でした。
まぁ、これはメトロイドシリーズが初プレイだったので単純な私の知識不足による不満ですね。
最後にストーリーが理解しにくいこと。
これもシリーズ初プレイの弊害なのですが、基本的には固有名詞がバンバン出てくるのに、その背景がゲームだけでは理解できず、最後までふわっとした感じで終わった印象です。
まぁ、このジャンルにストーリーを求めていないですし、続編であることを承知でプレイしたので仕方ないかな。
総評

★★★★★★★★ (8.0/10.0)
メトロイドヴァニアの本家というだけあり、爽快な戦闘、次々に手に入る新能力で行ける場所がどんどん増えていく探索、達成感抜群のボス戦とよく出来ていたと思います。
難点は先に挙げた三点のほか、若干ボリューム不足感を感じることかな。
とはいえ、全体的にストレスが少なく、サクサクと進めることが出来る良いゲームでした。
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