星織ユメミライ Perfect Edition クリア感想

星織ユメミライ Perfect Editionをクリアしたので感想を。シナリオのネタバレなしです。
世間的な評判はかなり良い本作ですが、私には合わなかったようなので評価は低めです。
どうにも全体的な雰囲気に違和感が強く、物語に入り込めなかった感じですね。
(スクール編&アフター編)×ヒロイン6人の超ボリューム

本作の特徴はなんといってもそのボリュームでしょう。
高校生のスクール編だけでなく、通常のゲームではエピローグやファンディスクにいきがちな社会人編であるアフター編が標準で入っており、ヒロイン数も多めの6人。
流石にFateやCLANNADのような頭のおかしい超ボリュームゲームと比較すると旗色が悪いですが、通常のADVの2倍以上のボリュームがあるためこの点に不満を持つ人は少ないでしょう。
本作がヒットするプレイヤーにとってはこのボリュームはご褒美以外の何物でもないのですが、逆に私のように合わなかったプレイヤーにはちょっと辛いかもしれません。
後述する本作の平坦さも相まって中だるみが激しく、クリアまで随分時間がかかってしまいました。
ひたすらに平坦な優しいシナリオ

本作のもう一つの特徴は事件や問題のほとんど発生しない平坦なシナリオでしょう。
個人的にはキャラゲーに極度のシリアスシーンは不要だと思っているため、コンセプトとしては良いのですが、本作はちょっと行きすぎかなといった印象。
あまりにもシナリオの起伏がなく、たまに問題が発生したとしてもすぐに解決されてしまうため、予定調和感がぬぐえません。
問題の解決方法も偶然だったり周囲への協力だったりするのですが、あまりにも不自然というか世界が主人公の味方をしているように感じてしまう展開が多かったです。
Twitterの拍手喝采コピペを読んだ時のような背筋のゾワゾワ感がありましたし、実際拍手喝采みたいな展開が多いです。
学園編は七夕祭りに向けて頑張ろう、アフター編は順風満帆な社会人生活といった内容が続くこともあり、ヒロイン間のシナリオの違いも大きくないのもマイナスかな。
ヒロイン数が3人くらいなら上記でも飽きる前にクリアできそうですが、本作は6人もいるのでここでもボリュームの大きさが裏目に出た感じ。
シナリオそのものは律夏が一番よく出来ていたと思いますが、他はどっこいどっこい。
その律夏シナリオもかなり突っ込みどころが多いので総評イマイチといった感じでした。
総評

★★★★★ (5.0/10.0)
私には合わなかったことが原因なのですが、セールスポイントであるはずのボリュームの多さが仇になってしまった作品。
日常ほのぼの系アニメのような山も谷も無い展開が長々と続くうえ、発生した問題はなぜかあっさり解決してしまうため、先が気になることが無かったです。
主人公含めヒロインに気に入ったキャラがいなかったのも評価が下がってしまった原因ですね。
世間的な評価は高いので私の感性がおかしいのだと思いますが、こればかりは仕方がないかな。
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